水産加工の工場で社会人デビューです。
鈴木琉美さん(岡田水産北海道株式会社)
滝川の実家から従業員用バスで通勤
新十津川の農業高校を卒業後、赤平の岡田水産に入社した鈴木琉美さん(19歳)。現在は滝川市にある実家から、会社が運行している従業員用バスで職場まで通勤しています。
「高校を卒業しても、地元で働き続けたいと思っていたんです。食品製造の仕事に興味があり、高校に届いた求人票の中から先生が薦めてくれた岡田水産に入社しました。先生からは2コ上の先輩がここに入社したと聞いていて、困ったときに頼れる人がいるという安心感もこの会社を選ぶ決め手になりました」
看板商品のシシャモ製品の加工を担当
岡田水産は内陸の赤平市に工場を構えていますが、作っているのは干物や漬け魚などの水産加工品。中でもシシャモを使った加工品は岡田水産の看板商品で、工場ではたくさんのスタッフがシシャモに串を打ったり、味付けをしたり、パック詰めをしたり。美味しそうな香ばしいにおいもあちこちから漂ってきます。
「作業内容は日によって変わります。今日はパック詰めだけど、明日は違う作業をするはず。作業のやり方は先輩たちが丁寧に教えてくれました。口で説明するだけじゃなくて実際にやってみてお手本を見せてくれたので、とてもわかりやすかったです」
シシャモは北海道産を始め、アイスランド産、ノルウェー産など世界各地から届く
ベテランパートさんたちとの交流も魅力
仕事にもだんだん慣れてきたという鈴木さんですが、岡田水産には「この道ウン十年!」というベテランパートさんが多く、そうした皆さんにはまだまだ到底及びません。
「私とは母親以上に年が離れていますが、皆さんとても良くしてくれるんです。自分の作業が遅れてしまった時には手伝ってくれたり、励ましてくれたり。美味しい商品を作るために、厳しく指導されることもありますが、言葉の裏には優しさも感じます」
休日には本を読んだり、音楽を聞いたり、高校時代は美術部で絵を描くことも好きだという鈴木さん。社会人になって初めての職場で充実した毎日を過ごしているようでした。
岡田水産北海道株式会社 | |
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住所 | 北海道赤平市共和町199番地12 |
電話 | 0125-33-8181 |
URL | http://okadasuisan.com/ |
【2019年04月01日更新】