面接編
面接のワンポイントアドバイス
応募者にとっては一番緊張する場だが、必要以上に身構えたり、力む必要はありません。意欲を正直に伝え、自分の能力や適性を最大限にアピールしましょう。そのためには、面接で答える内容や、自分からの質問項目を事前に準備しておくことが大切です。その上で面接官に自分らしさを伝え、面接を上手に進めていくためのワンポイントアドバイスです。
【アドバイス-1】相手を見て、堂々と話す
緊張しているからといって、目も合わさずに視線を落としているようではせっかくの熱意も伝わりません。自然な笑顔で相手の顔を見て、ハキハキと対応することが第一。背筋をのばし、適度な身振り手振りで積極性を印象づけましょう。事前に鏡を見てシミュレーションしてみるのも効果的です。
【アドバイス-2】結論から話す
まず結論を述べ、次にその説明をします。この順序を意識しておくと受け答えが明瞭になります。相手に内容が伝わりやすいから、会話にリズムもついて自信に満ちた受け答えに聞こえるはずです。お互いに理解した上での質疑応答が続くので、面接時間がより有意義なものになるでしょう。
【アドバイス-3】自分の言葉で話す
つい背伸びをして付け焼き刃で得た知識や人の受け売りの言葉を使っても、本当に理解していなければすぐにボロが出るものです。「自分はこう思います」と自分の考えを述べ、わからないときは「よくわからないのですが」と前置きして正直に答えましょう。このほうが誠実な印象を与えベターです。
【アドバイス-4】具体的に経験を話す
抽象的な話ばかりでは説得力に欠けるため、なるべく具体的なエピソードを交えて話しましょう。担当者が「へえ、それで?」と興味を示したらしめたもの。ここで印象度はぐっと深まるはずです。ただし長々と話しすぎて逆効果になることもあるので注意しましょう。
【アドバイス-5】質問を効果的に
質問されるばかりが面接ではありません。自分に本当に合う会社かどうかを見極めるためにも、会社をじっくり研究した上で聞きたい質問を用意しておきましょう。業績だけでなく新規事業、社会貢献度への取り組みなど会社の将来的なビジョンについての質問は「会社のことをよく研究している」と好印象に。意欲的な姿勢が評価につながります。
面接でよく出る3大質問
志望動機
なぜ、その仕事をその会社でしたいのかを、自分の言葉で伝えたいところ。採用側も一番関心を持っている項目なので、マニュアル通りの答えでは自分をアピールすることはできません。
自己PR
背伸びをして見栄を張る必要はないが、逆に卑下する必要もありません。自己分析して再確認した、ありのままの自分を見てもらえるように正直に話しましょう。
質問はありませんか?
「特にありません」は禁句。採用側がもっとも敬遠するのは消極的で覇気のないタイプです。入社してからの働きぶりを想像できるような内容を伝えたいところ。ただし、できもしない大風呂敷は広げないように気をつけましょう。
面接前のチェック!
- 提出書類に記入した内容を再度確認した?
- 3大質問への答えは用意できた?
- 自分からの質問は整理できた?
- 持参するものや会場までの交通機関、所要時間の確認はした?
- スーツや靴など清潔な身繕いができている?
- ヒゲや爪の手入れはできている?