就職活動のコツ

応募編

志望動機の書き方

志望動機は、履歴書のなかで大きなウエイトを占める項目です。大切なのは自分の言葉で、これまでの学校生活で学んだことをどう活かせるのかを明確に表現すること。「御社の将来性に魅力」などというありきたりの言葉や、「ヤル気は誰にも負けません」などの具体性のない表現だけでは、相手に伝わりません。
志望動機欄は採用担当者に、「この人と会ってみたい、話をしてみたい」と感じてもらえれば成功。次の手順に沿って、より具体的で『効く』志望動機をまとめてみましょう!

1:仕事に対する自分の経験・考え方を整理

これまでの学校生活での経験
  • これまでどんな勉強をしてきましたか?
  • 部活やサークルはどんな活動でしたか?
  • 喜びや感動を覚えたことは何でしたか?
  • 「これは人に負けない」と思える得意分野は何ですか?
  • 今までに得た資格や技術で、自分に合っていると思ったものは何ですか?
  • 学校で人から褒められたのはどんなときですか?
学校生活以外の経験
  • いちばん楽しいと思えるのは何をしているときですか?
  • 「これは人に負けない」と思える趣味や特技は何ですか?
  • これまでで一番感動したこと、思い出深いことは何ですか?
  • 出会った人の中で刺激を受けたのはどのような人物ですか?
  • これまでに自分の性格がどんな時に発揮されましたか?

2:応募企業の研究

なぜその企業でなければならないかを、多角的な情報から分析しましょう。
例えば、インターネットでホームページを検索する、同じ業界の会社と比較してみる、先輩の話を聞いてみる(OB・OG訪問)、就職担当の先生に相談してみるなど。

3:応募企業と自分との接点を把握

ここまでできたら「企業が求める人材と自分にどんな共通点があるか」を探してみましょう。仕事に活かせる資格やスキルがあるかなど、その企業にどんな形で貢献できるか具体的なストーリーをつくっておきましょう。次に、短所を踏まえた上で「長所を言える」ようにしておけたらベスト。

より具体的な志望動機を書くための5W1H

志望動機欄はいかに自分をアピールできるかが勝負です。そこで活用したいのが「5W1H」のルール。このルールに沿ってそれぞれの要素を組み立てていくと、より具体的で分かりやすい文章に近づけます。「5W1H」を志望動機の視点から考えると下のようになります。このルールで文章をまとめてみましょう。

WHO(誰が)/自分が(省略する場合が多い)
WHAT(何を)/部活やサークル、課外活動、学校生活の経験や実績など
WHEN(いつ)/○○年間、○○年生の時になど
WHERE(どこで)/学校やアルバイトなどの活動先など
WHY(なぜ)/○○の経験を活かせる、○○に挑戦したい、○○が好き
HOW(どのように)/経験を活かして、○○をめざして

サンプル文

(私は)人と接することが好きなので、貴社を希望します。これまで3年間、スーパーでアルバイトをしていました。常連さんとも会話を楽しめ、接客業の楽しさを知りました。貴社では製造も販売もしていて、北海道の食品を取り扱っていることを知り、経験を活かして活躍したいと強く思いました。

【解説】言いたいことに、無理やり5W1Hを押し込める必要はありません。逆にこだわるあまり、ダラダラと長い文章にならないように気をつけましょう。文末は「です」「ます」がおすすめ。「である」を多用すると、押し付けがましい印象になります。書き終えたら、少し時間をおいて音読したり、家族や友達に読んでもらいましょう。誤字や意味の通じない部分が分かり、ミスを未然に防げます。

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